エンジニアとしての生き方 IT技術者たちよ、世界へ出よう! (インプレス選書)
- 作者: 中島聡
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副題でもある「IT技術者たちよ、世界へ出よう!」というのは、常々自分が理想として考えていることでもある。
そういった意味で、新年の自戒を込めて読んでみようと思ったが、結論から言ってとてもいい刺激を受けたと思う。
そしてこのブログ記事を書こうと思ったのも、もちろん本書の影響を受けてである。
自分がエンジニアとしていかに生きて行くべきかと考えたときに、著者は世界へ出る準備をすることを勧める。
もはや数多くの人達が述べていることだが、「これまでの常識であった「(日本の)一流大学に入って一部上場の大企業に就職さえすれば一生安心」という考えが時代遅れであることを強く認識した上で、もっと幅広く視野を持って、自分の活躍する場を求めること」が大事である。
その上で必要となるのは柔軟な頭と、英語力であると筆者は述べる。
いまは、日本企業は終身雇用・年功序列に支えられてきたが、これからの時代はそう簡単にいかないのは多くの人が考えている通りであろう。
例えばインドのインフォシスの例が載っていたが、今後はまさに「インドのことを「単に値段が安いだけの外注先」と見下していると痛い目にあう」だろう。
日本の企業が本気で国際競争力を高めたいのならば、もっと自由に人を解雇できるようにしなければならないと著者は述べる。
私としても、人材の流動性は高めるべきだと思うし、今働いている会社に後何年いるかということも分からない。ましてや定年まで働いている姿などもちろん想像できない。
また、仕事を選ぶ際にも、「頼まれなくても自分から喜んで残業するほど楽しい仕事か」どうかで選ぶべき、という基準を著者は述べている。
これはなかなか見つけるのが難しいが、この一年はそれを見極めることに使えればと思う。
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いろんな人が勧めているので気になっていたが読もう。