「GE 巨人の復活」を読んだ

「GE 巨人の復活」を読んだ。素晴らしい本であった。


GEがデジタルトランスフォーメーションという標語を掲げて、近年事業を行っていることは何となく聞いたことがあった。
正直に言うと、せいぜい経営層が時代の流れに合わせて流行り言葉を並べているだけだろう、と思っていた。

この本を読んで、GEは本気でシリコンバレー流の仕事を行っているのだと分かった。
例えば、全従業員30万人にたいしてリーンスタートアップの手法を学ばせたり、ソフトウェアを内製に切り替える、シリコンバレーのエンジニアをスカウトしてくる、待遇を変える、人事評価手法を変える、失敗を許すカルチャーに変える、などなどドラスティックに企業文化を変えているのが驚きであった。

やはり以下にあるようにトップの強い意志が会社をここまで変えたのであろう。

“企業を形作っているのは、そこで働く人である。そして人を動かすのは、突き詰めれば「人の熱意」しかあり得ない。トップの熱意がなければ、戦略も文化も変わることはない。”

恐らくこの本は著者からの、日本の製造業の経営層へのメッセージであるのだと思う。
日本の製造業が復活するためには、従順にシリコンバレー方式の仕事へ転換する必要があり、もはやそこで失敗するとGEのような転換を上手く果たした企業に置いて行かれることになるだろう。

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